beattie’s blog

隠遁のーさつにっき庵

看護師たち

生まれて初めて洗面台で洗髪したら着ていたTシャツがビショビショになり笑われ
ました。看護師さんたちは当然だがみんな俺より年下で明るくそんな彼女たちに
囲まれて俺はもう本当に幸せです。オッサンとか言われてもいい。

入院して気が付いたのだが、病棟看護師は外来看護師よりも平均的に若い。
外来看護師のあの迫力ある采配ぶりも捨てがたいが、病棟看護師のひたむきさにも
心を掴まれるって俺は一体何を書いているんでしょうか。

自分が入院してみると、彼女たちがなぜこのくそ忙しい職場でわがままな病人相手
(しかも大半は年寄り)にあんなに優しく接することができるのかが不思議で
仕方ないのですよ。会話を聞いている俺の方がキレそうになっているのに、
全くそんなそぶりもなく、そればかりかきちんと持ち上げて結局は言うことを
聞かせてしまうというそのテクニック。これって普通の人間が会得しなければ
いけない技なのではないかと。そこで、初めて看護師さんに洗髪してもらう時に、
イラッとすることはないのか聞くと、それはもう当たり前に「ありますよぅ
人間ですもの」という返事が返ってきた。でも看護学校で面倒くさい奴の
扱い方とか気持ちの落ち着け方を教えてくれるわけではないそうだ。それは
一人一人が現場に出て経験を積んで自分で身に着けていくんですという説明を
聞いて土下座したくなったわ。なにこの人間の差。精神年齢5さいのフロイト
じゃねぇよ死にたい。しかもやってる仕事は常に緊張感あふれてて、手順を
間違うと人が死ぬということもありえる。仕事っぷりを観察していると、
当たり前だけどきちんとこれは何故か?何が原因か?ということをいつも冷静に
考えていて解決に当たるし、常に優先順位をつけながら動いている。
あとチームワークっていうのが徹底されているよなー。医師であれ先輩であれ
同僚であれ、合う合わない好き嫌いはひとまず置いといて仕事はきちんとやろう
というのが伝わる。会社には、あいつが嫌だから協力しないとかいうオッサンが
時々いるんですよ。そういうオッサンは看護学校へ行くべきマジで。