beattie’s blog

隠遁のーさつにっき庵

術後経過報告

誰かこれを読んでいるのかどうか定かではないが、自分の記録なので、
手術当日からの自分の様子について書いておこう。

手術後当日は、全身麻酔が覚めてくると頭がやけにはっきりしていることに
驚いた。麻酔後はぼんやりしているものだと多くの人は思っているような
気がするし俺もそうだったんだけど、声ははっきり聞こえるし頭の中
ちょうクリア。ただその状態は持続しないのと身体は全然動かない。
かなり意識して目を開けようとしないと開かない。だから開けない。
そのうちまたスコーンと飛ぶ。神経ブロック麻酔はしばらく残っているので
痛みはさほどない。ただだるい。ものすごくだるい。翌朝まで酸素マスクが
付けられているらしいんだけど、なんかフィットしないし、気分が悪くなるほど
ビニール臭がして付けてる方が死にそう。その日の夜はそのマスクの
ビニール臭と手術した方の脚がだるさでイーッという感じだった。そのうち
何故か心臓のあたりが痛くなってきて、しばらくするとそのちょうど背中側に
カートで肋骨にヒビが入った時のような痛みが発生。いまだに謎だが
それが辛かった。もー、お願い、早く朝来てと時計を見ては絶望してたわ。
結構辛かったんやな俺w

翌朝、やっとビニール臭たまらんマスクが外された。脚だるい。背中の
ポイント痛い。翌日はずっとその2点のみと戦う。昼前にリハビリの先生が
来て点滴タワーにつかまり、支えながら10歩ほど歩いた。翌日やで。
痛みもなく立ち上がれたことに俺が驚く始末。しかしその夜はまた背中が
痛くてつらかったー。解せないのは手術した部分はなんともないという
ことだった。正直に言うと手術で切開した傷がどこにあるのかわからなかった。
自己輸血装置の管が入っていてそこが多少気になる程度で、切開跡はその
ずっと上にあって、それに気づいたのは2日後だった。

2日目、何度看護師に確認されても痛くないのだから仕方ない。
神経ブロック注射はもう効力を失っているはずなんだけど痛みはないよ。
と思っていたら、ひどくだるく感じていたその感覚が実は痛みなのではないか?
と思い始めて試しに寝る前に痛み止めを飲んでみたらとてもよく眠れたw

3日目、しっこ管が抜ける。喜ばしいがそれは要するに自分でトイレに行かねば
ならんということだ。俺にはまだ自己輸血装置の管と点滴の管が入っている。
トイレに行くにはベッドにセットされた自己輸血装置を外して点滴タワーに
セットしなおし、点滴タワーの電源をひっこ抜かねばならない。今思い出すと、
この期間が一番面倒くさくて難儀した。

4日目、次々管が抜けていくごとに気分は良くなり体は軽くなる。ただ腫れが
ひどい。腰骨の周りが鉄の塊みたいだ。ふくらはぎは弾性ストッキングを
はいているので無事だが、ひざのすぐ下までむくんでパンパン。左脚と比べると
1.7倍ぐらいにはなっている。これなおるのかなとふと不安になりながら、
この日のリハビリは歩行器も松葉杖もかっ飛ばしていきなり杖で歩かされる。
いや、歩けるわ、すげー俺。

5日目、脚の腫れとむくみは相変わらず。しかし歩けるという解放感でかなり
テンションアップ。いきなり病院敷地内のコンビニに出かけたりしてみる。
外暑いな。特筆すべきはここまで。後は多分骨折した人の入院生活と同じ感じ
だと思う。足のむくみは1週間ほど続いた。8日目には少し楽になった。
すると今度は股関節周りのこわばりが辛くなってきた。あとは日々リハビリを
がんばるのみ。